アトルガンミッション19「遇人の内懐」
デ、デターーーーーーーーーーッ!!!!!!!と、思わず笑ってしまうのだった。
あーもうグダグダ確定じゃーん(笑)
幽霊船騒動が皇宮に筒抜けだった事に腹を立てるナジャ社長をなだめて、聖皇との謁見をなんとか果たす冒険者。だが、信頼の証として賜った「グローリークラウン」は、ブラック企業のワンマン社長によって「霊銀貨 1 枚」に姿を変えてしまう。王冠がこの手に戻ることはあるのか。なぜこのような会社に義理立てせねばならぬのか。いつもの通り、冒険者の頭には疑問符ばかりが浮かんでいた。
王冠を取り戻すには、モーニングスターを振りかざす社長に「比肩する傭兵」にならねばならない。そのためには着実に任務を遂行して、会社のなかでの地位を高める必要がある。
とか言う適当な理由をつけて、すっかり先延ばしになっていたアサルトのリトライに挑むことにした。IL117黒/白。
白門で任務を受注し、監視哨に移動してアサルトリーダーになる。
以前に来たときは「50戦績!? ポイント取られるの???」と驚いたが、4 万ポイント近く溜まった現在ならば気軽にリーダーを名乗りでられた。隔世の感。
監視対象のルジャワン霊廟の入り口、その封印を解除して、いざ強襲作戦を遂行せん。
今回受注した「ルジャワン掃討作戦」は、霊廟内に居るモンスターを 30 分以内に全滅させる作戦だ。「レベル 50の1~6人」が対象の作戦にも関わらず、以前に訪れた際は Lv71狩 でまったく歯が立たなかった。今思い出しても悲しい気分になる(笑)
だが、今回は IL117。さすがに倍以上のレベル差があれば勝てる! たぶん!!
迷宮の構造は変わらないらしい。
以前に来た道をうろ覚えながらも思い出しつつ、視界に入った敵(ミミズ)を手当たり次第に倒していく。
うーん、上り路なんてあったっけ?(笑)
MP が足りなくなったらヒーリングをしつつ、
先へ進むと落とし穴があり、
あれ? 入口っぽいところに戻ったんだけど・・・。
ここに至り、やっと地図の存在に気が付く(笑)
えーそうなの? インスタンスダンジョンだからマップなんて無いのかと思ってたw そうか、ランダムマップじゃないから地図があってもおかしくないのか。
自分が辿った道を思い出してみると、カーソルがある小部屋がスタート地点、そこから上に進んで、マップ上側の小ワッカ部分をグルリと周ってもとに戻ってきたらしい。
敵をせん滅する必要があるから、今度はマップの右下の大ワッカ部分を目指すことにした。
一方通行の段差か・・・。嫌な予感。
マップ右下にある大部屋には、計 6 匹のミミズがうねうねしており、
それらを倒してマップを全踏破したように思ったが・・・ 作戦が終わらない。
うそーーー、どこかでミミズを取りこぼした??
あれ? そもそも作戦って敵を倒すと終わるの? どうすれば終わらせられるの? やばい、始め方は覚えていたけど終わり方を覚えていないwwwww
もう一度最初からマップを巡り、ほぼもう 1 周したところで宝箱と光る何かを見つけた。
宝箱の中には「???リング」。
おおおおおおおお、これはもしかして鑑定アイテム?? ムッチャテンション上がる!
そして、宝箱の傍にあった光球をチェックすることで、ようやく作戦は終了するのだった。
消費アイテムももらえるんだ。換金しよう(真顔)
ちなみに、宝箱を見つけたときに「残り時間あと 1 分(地球時間)です」のメッセージが出て泣きそうになった(笑)
「ここまで来て作戦失敗するんかーーーーーい!」と言ういつものパターンが瞼の裏に浮かんで、そんな自分に少し呆れた。
まあとにかく、こうして、やっと、ねんがんの アサルトを クリアしたぞ!
交換アイテムは 2 万ポイントぐらいしたから、ムッチャ気が遠くなる(笑)
せっかくなので、もう一度アサルトを受注した。
ルジャワン掃討作戦しかリストに無いけど、昇進すると増えるのだろうか。
先ほどは エアロ V をメインにしていたが燃費が悪いので、
エアロ II を主体にしてみたりと、MP 消費コストを意識してなるべくヒーリングをしないように試しつつ、迷宮を攻略してみた。
ちなみに、最後の 1 匹を倒したら「作戦目標を達成しました」と言うメッセージとともに、宝箱と「帰還の幻灯」の出現位置が表示されていた(笑) さっきは 30 分の時間制限が気になって気が付いてなかった。相当テンパっていた自分に少し呆れた。
鑑定アイテムをゲットだぜ!
せっかく鑑定アイテムを手に入れたので、司祭 鑑定屋に鑑定を依頼した。
店は百門、アルザビ、ナシュモにそれぞれ 1 軒ずつあって、確かアルザビが鑑定料最安だと思い出して店先へ急ぐ。
Wizardry 好きとしては鑑定タイムこそが至高。ムラマサとかゲットできないかな(渡すのは「???リング」です)。聖なる鎧とか(渡すのは「???リング」です)。ドキドキ。
店で鑑定と言うと、なんとなく PSO を思い出す。鑑定をやり直すと性能が変わるんだよね、追加料金取られるけど。
鑑定屋は、鑑定アイテムと共に 50 ギルを渡すことでアイテム名を明かしてくれた。
一つ目の「???リング」はカッパーリング。
うーん、うーーーーん???
二つ目はブラスリング。
うーん、うーーーーーん???????
あれ? もしかして、リングを店売りする値段より鑑定料の方が高くない??
IL117 の冒険者が苦労して手に入れたアイテムが、販売価格 100 ギルに満たないリング・・・。
うわめっちゃテンション下がってきた・・・、と思いながらトボトボとナジャ社長の許へ向かうと、アブクーバは何やら慌てている様子。
「ウィンダスの特命全権大使」がやってくるから、営業目的でナジャ社長を合わせようと言う話らしい。
一介の社長との面会を簡単に許してくれるものだろうか・・・と思案に耽りながらふと目をやると・・・社長!!!! あたま!!!! 王冠!!!!
シャッチョー「・・・めねじんさま? アヴゼン人形とやらの片割れかい? 『無能の傀儡師』をお供に連れた・・・」
何やらアフマウたちの悪口を言っているようだったが、冒険者の意識は王冠に向いていて彼女の話がまったく頭に入ってこない。立派になるまで預かっておくって言ってたけど、やっぱり欲しかっただけやないかーい。
メガネ「メネジンさまとアヴゼンさまは、前聖皇さまご夫婦のお人形であらせられるんですよ?」「それに、無手の傀儡師さまは・・・」
慌ててフォローをするアブクーバだったが、無礼な言葉を意に介することなく、社長は「特命全権大使」がやってくるという港へ向かう。
(うーん、やっぱりアフマウには何か秘密があるのか・・・)
さて、その港では、
「特命全権大使」の正体に気が付きつつある一人のウィンダス民が居た。
あーそう言えば、からくり人形とカーディアンのどちらが優れているのか本国から調査依頼を受けてる NPC が居たなあ。
「特命全権大使」としてやってきたのは一体のカーディアンと、
あの人だった。
でたーーーーーーーーーーーーーー!
テンションが下がった状態で彼女の登場はキツイ(笑) もうグタグタになる未来しか見えない。あーもーひどい話になりそうで気が滅入る(笑)本シナリオにおけるヨラン・オラン博士のような犠牲者は一体誰なのだろう。
・・・ゲッショーかな。合掌。
今回、彼女はカラババと言う偽名を使うらしい。あんまり意味がなさそうだけど。このメガネは変装のつもりなのだろうか。
そもそも名前や外見が彼女を規定しているのではなく、彼女の内面とかオーラとか言動とか、人を人と思わないあらゆる側面が彼女を彼女たらしめているわけで、どう考えても早晩正体がばれるに違いなかった。と言うかすでにバレていてもおかしくない。
「特命全権大使」を港で迎えたのはアムナフ他 2 名+一体。
ウィンダス国代表を歓迎するには随分と寂しいその光景に、カラババは喜んで言う。
トラブルメーカー「ずいぶんと、ものものしい警備ですことね?」「わたくしの警護のためかしら?」「それとも、まさかわたくしを警戒なさってのことですかしらね?」
そーゆーとこだぞ。
だが、まさかの伏兵。もう一人、いやもう一体のトラブルメーカーが名乗りを上げる。
メネジン「・・・控えよ」
KoH「コイ★ツ コワレテ★イル ノ★カ?」
メネジン「・・・控えよ、と述べたまで・・・」
もう一人じゃなく、計 3 名のトラブルメーカーがそこに居た(笑)
あーーーーもーーーーーーーーーーー。
メネジン「ウルグームは、西へゆくほど民度が低いというが、まことのようだな・・・」
KoH「フフ★フフフ・・・ オウニ★デモ ナッタ★ツモリ カ?」
ああああぁあぁああああもぉぉぉぉおおおおおぉぉぉぉお。
売り言葉に買い言葉、一触即発の雰囲気が漂い始めた頃、
メネジン「・・・そなたは、わらわを何と心得・・・」
と言った瞬間、メネジンは文字通り糸の切れた人形のように動きを止める。
その様子を宮中から見ていたアフマウは、
マウ「このままじゃ また、丞相に怒られちゃう・・・」
と、港の騒動がまるで自分の責任かのように感じて落ち込んでいた。
(アヴゼンの顔がテレビになってるんだ)
そんな姿を見たアヴゼンは、泣いていたってなにも解決しないとアフマウを諭す。
マウ「えぇ、そうね。わたくしが何とかしなきゃ。だって・・・だって・・・」「・・・メネジンが、聖皇さまの『真似事』をしてしまったんだもの」
(うーん、どう言う事だろう。「真似事」は例えで、メネジンの中身は前聖皇とか・・・? 結構怖い想像だけどw)
その頃「特命全権大使」ことトラブルメーカーは、更に場の雰囲気を悪くすることに余念が無かった。
カラババ「我が国の優秀なカーディアンには、このような不具合 まず起こりませんわ!」
KoH「オ★ヤメ クダ★サイ。デク★ト クラベラ★レル ノモ キョウ★ザメ デ★ス」
火に油を注ぐことにも余念のないトラブルメーカーII がそう嫌味を述べると、
メネジン「・・・無礼者!」
若干挙動が怪しいながらもメネジンが動き出し、カーディアンと舌戦を始める。
おそらく「無手の傀儡師」がメネジンのコントロールを取り戻したのだろう。「なんとか話は逸らせたかしら・・・」とアフマウは安堵の声を漏らす。
一方、「アノヨウなヒレイ、ゆるしてハおけヌゾ」とご立腹のアヴゼンは、「・・・平気よ」と言うアフマウに、
「イイコト おもイツイチャッタ♪」と何か吹き込む。
そして闘気を纏うメネジン(笑)
だが残念なことに、からくり人形による物理的な報復も、
カーディアンの圧倒的な攻撃を前に、成す術がないのだった。
「虎の子のマリード兵」とか「巨大なからくり人形」のような出し物を期待していた、と嫌味を言うことを忘れない特命全権大使は、
アム「聖皇さまがお待ちかねですので、皇宮へ・・・」
と誘うアムナフに、
カラババ「さて。それは、どうですかしらね?」
と、何かの含みを持たせた言い方をする。
変な勘と言うか妙な洞察力を持ってるから、彼女はホント怖いんだよなー。
カラババ「わたくし、何か甘いものがいただきたいですね」「というわけで、わたくし ちょっと寄り道してから皇宮に参りますわ」
自由人と言うか暴虐無人を振舞うから、彼女はホント勝手なんだよなー。
「一国の大使であるわたくしに 人形をけしかけるなど、本来なら国際問題に発展しかねぬ事態」とかなんとか言って、最初にけしかけたのはどっちだ?と言うツッコミを待つことなく、「それは・・・困ります」と言うアムナフをカラババは黙らせる。
口から先に生まれてきたと言うか生来のペテン師だから、彼女はホント厄介なんだよなー。
性能の落ちたカーディアンですら相手にならなかったからくり人形を見て、カラババは独り言ちる。
カラババ(からくり人形とやら、底が知れましたわね)
オーホホホホホホホ!! 彼女の高笑いはアトルガンの地でも高らかに鳴り響く。
冒険者にとってそれは、嵐を呼ぶラッパの音にしか聞こえないのだった。